2006年のブナの全国結実状況
林分の平均胸高直径階級と結実率階級の関係

○この年のアンケートの回答をいただいた林分は85林分であった。結実が観察された林分は、関東、中部、紀伊、四国、九州の太平海側を中心に分布し、観察林分の26%であった。地図上の破線は、結実林分と不作林分尾境界線を示している。この傾向は1996年と1998年と良く似ていた。結実率が8以上の林分は関東、中部、紀伊、四国を中心に14林分であったが、しいなや虫食いが多く、健全果が少ない林分が多くあった。
○富山県では、有峰や美女平、瀬戸蔵山、相倉の落下果実は0個/屬如∩瓦の不作であった。ミズナラも有峰や芦峅寺では不作、上市町千石と片地では5-20個/?で凶作であった。上市高校の正面玄関にクマが出没し、全国ニュースになった。
○一方、昨年の大豊作により、落下した果実が一斉に発芽し、大量の実生が林床に供給された。有峰では1?あたり100〜150個体も発芽し、芽生えたばかりの野菜畑のような有り様になっているところもあった。このような状況は1991年以来である。