標高1400ｍのハイマツで、大きな群落を作る。高さは50ｃｍ〜1ｍ。
ハイマツは前年の夏に受粉し、一冬越して球果は夏に成熟し、種子を散布する。種子は多くの脂肪に富むことからホシガラスの大事な餌となっている。ホシガラスは球果をくわえて飛び上がり、上空から球果を石などの硬い所へ落とし、球果から飛び出した種子を食べる。
本州のハイマツと異なり、株立し、高さ4〜6ｍに達する。針葉も長く、針葉中の樹脂道の数は平均3個出現する。
標高2500ｍの室堂平では6月頃にハイマツが姿を現す。
日本では本州中部と四国の東赤石山に分布している。朝鮮半島から中国東北部、ロシアの沿海州地域に分布している
日本では鹿児島県屋久島と種子島に分布する。良く似た種にアルマンディマツがあり、台湾と中国南部雲南省などに分布
日本と韓国に分布する。北海道から九州までほぼブナの分布域と重なる。
高い山ではハイマツのように匍匐する性質を示す。
牧野富太郎博士が発見した植物で、ハイマツとゴヨウマツの雑種と考えられている。
弥陀ヶ原湿原に生育し、種子にはゴヨウマツより短い翼がついている。